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煤検証

ディーゼルウェポン・セタンブースターを入れすぎた結果

エンジン不具合覚悟で昨年冬から夏まで給油11回約400Lに対して、ディーゼルウェポンは330ml、セタンブースターは約2Lを添加しました。

エンジンなど加速性能については、確かに踏めばグワっと加速しますが、添加を続けていくとドッカンターボのようなフィーリングに到達し、加速性能については早い段階で頭打ちとなりました。

静粛性についてはアイドリング時、平均57dBと私以外にも検証をされている方々と結果はほぼ同じで、セタン価が上がる=エンジン音が小さくなるというわけではありません。

しかし添加を続けて、終盤になる頃には走行時のエンジン打音は小さく1500~2000rpm55~60km/hで滑らかな路面を走った時には、HEVやEVのモーターだけで走っているようなくらい静かです。アクセルを踏んだ感覚も、粘性の高いオイルにした時のような、にもかかわらず低粘度のオイルのようなフリクションが軽く、エンジンがとても軽快に動いているのが伝わってきます。

そして燃費については

(14.87km/Lは2500rpmでシフトチェンジ・クルージング検証の時のものです。)

DPF再生が350km台の時は17.7~17.8は出ていましたが、ここ最近のピークは17.5辺り。それ以外は16〜16.5を行き来しています。17.72はその前の給油後に2500rpm回したことによってインジェクター機能が回復、燃費改善につながりました。前年同期比平均は16.8、今年は16.5程度といったところです。今年の燃費低下は1回の給油で5~600km走ると昨年はDPF再生が3~5回に対して5~8回発生したことか、1年も経てば煤の蓄積量も増えますからエンジン性能の低下で燃費が悪くなった印象です。ディーゼルウェポンやセタンブースターを大量添加することによる燃費性については、今年はDPF再生頻度の悪化、またはエンジン性能の低下にによって前年とほぼ変わらないにしても、わずかに悪くなりました。昨年に大量添加していたとすれば+0.5km/L、18.2km/L前後にはなっていたと思います。

そして添加剤の使用をやめてタンク内に入っている添加剤をリセットしましたが頻度は変わらず、セタン価が上がって燃焼効率がよくなってもDPF再生頻度は改善されないようです。

リセット前のセタン価は60は超えていたと思います。内燃機関に詳しい方が仰る「セタン価を上げても加速性や燃費は頭打ちになる」は的を得ていると思います。燃焼性の向上、爆発の力が増してエンジンにかかる負担も大きくなるでしょうから、私は2,3号軽油でセタン価が落ち込んだ時にセタンブースターを使ったり、1号軽油に切り替わる時期には添加剤の使用を休止し、タンク内の添加剤を2回の給油で限りなく薄くしてからディーゼルウェポン・スートルの使用を再開するようにします。

まとめになりますが、ディーゼルウェポン・セタンブースターを継続して大量添加しましたが、エンジンが壊れることなく、また不具合はありませんでした。ただ、添加の際には「半年に1度、2,3回連続で添加」「年中常時添加でも年2〜4回程度添加をやめてタンク内の添加剤濃度をリセット」するなどマイルールを定めた方がいいかもしれません。