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煤検証

回転数を上げるとDPF再生と燃費にどのような影響があるのか

  • 再生頻度
  • 燃費
  • 回転数を上げてのメリット
  • 通常AT走行に切り替えて

再生頻度

今回の検証ではマニュアルモードを使い2500rpmで巡航やシフトチェンジをしてみました。

結果は98km→61km→67km→64km→67km→71km 満タン給油から燃料がなくなるまでの間に(500km程度走行)6回再生が発生。この再生頻度は昨年夏に120km台をキープしていたと思ったらポツリと70kmで再生が始まって以来の速さで、過去最悪です。1500rpmで走るよりも1段低いギアにして2000rpmで走った方がPM量も少ない、といった情報もありますが、2500rpmではPM量が増加するのかもしれません。

燃費

燃費についてもこの時期は16.81~17.46km/L程度に対して14.87km/Lと4年CX-3に乗っていますが過去最悪の燃費となりました。しかしここまで燃費が落ちたのはDPF再生が6回あったことが関係していそうです。私の感覚では再生1回あたりで平均燃費は0.5km/L悪くなるので、今回4回の再生で済んでいたら+1km/Lよくなり15.87km/Lくらいにはなったのではないかと思います。

回転数を上げることによっての燃費悪化は-2km/Lかそれ以上、再生4回で済んでいたら-1km/Lと思っていたほど悪くはなりませんでした。私の中では-3くらい悪くなるのではと予想していました。

瞬間燃費も3速55km、4速75km(高速道路)で巡航しても18~22km/Lと表示されていましたが…

その瞬間燃費をもとに弾き出されたと思われる平均燃費は16.3km/L、実燃費と-1.43km/Lの差が。回転数を上げない、いつもの走り方の時も平均燃費の表示は17.5でも実燃費は16.5だったりするので、メーターやマツコネの瞬間・平均燃費は参考にせず実燃費の平均×タンク容量で燃料満タンで何km走れるかを弾いた方がいいかもしれません。

回転数を上げてのメリット

しかし2500rpmで走ることにより車にも変化がありました。

まず検証を始めたての頃は2500rpmで「ガガガ」という音と大きな振動が車内に伝わってきましたが、300km程度走るとこの音と振動が小さくなりました。そして水温80℃に達するのが早く、エンジンの性能が発揮される時間が長いのでアクセルを踏むのが楽しいです。また、検証終了間際には、それまで2000rpmを越えると「ガラガラガラ」という音が「カタカタカカカカ…」と音がきめ細かくなりました。水温が低い時のエンジン音もいいですし吹け上がりがよくなりました。

通常走行に切り替えてから

インジェクターの霧化がよくなったのか、低回転からのトルクが太いです。アクセルを踏んでから加速までのタイムラグはいつものことなのですが、1500rpm辺りからまるでドッカンターボのような急に回転が上がり加速するので、アクセルを緩める→やや失速する→再度ふんわりアクセルを踏むも自分の想像以上に加速→再度修正してようやく落ち着く。アクセルワークどころか車体もギクシャクした挙動をみせます。

新車の時とはまた違ったトルクの太さを感じて、これはおそらくディーゼルウェポンとセタンブースターによる加速性の向上かと思われます。インジェクターの状態がよくなり添加剤本来の性能がリニアに車の走りに現れたのだと思います。

燃費は上記のようにこの時期は16.81~17.46km/L程度に対して、17.72km/Lとかなり低燃費。しかしこれは、騒音計測コースが燃費にもいい郊外の道だったため、3周程度したこと、またはアルミテープをタイヤバルブにつけた効果によるものかもしれません。

DPF再生については87km~103kmまで回復、すでにインジェクターの性能が落ちていたり煤がある程度詰まっているのか、大幅な回復には至りませんでしたが20km以上間隔は回復。それでも深刻な数字に変わりはありませんが、エンジンのコンディションがよくなったので、定期的に回転数を上げる走り方をしようと思います。