言わずと知れたスートル、低温でもススの燃焼を促すほか、DPF再生に時間が長くなったり間隔が短くなった時に使う製品になります。給油量に対して0.1%、タンク容量が50Lであれば50ml添加でクリーンアップ、常時添加の場合は0.05%(25ml)使うことによりキープクリーン。
私は2年ほどスートルを愛用しています。CX-3のタンク容量は44Lですが、1ml単位での計量を面倒に思った私は給油毎に50ml添加していました。昨年AZ添加のためスートルの使用は休止しましたが、AZを使い切り再度スートルを使い始めたのですが、私の思い込みだったのか「スートルは給油毎に0.1%添加するもの」と、給油毎に50ml添加していましたがつい最近、常時添加の場合は半分の25ml(0.05%)でいいことを知りました。
スートルの使用を再開して合計9回給油、318.47Lの給油量に対してスートルを450ml添加。タンク内の軽油に含まれるスートルの濃度は約0.14%。しかし「あと6Lでガス欠」とギリギリまで燃料を消費して給油+スートル添加する事も何回かあったため濃度は0.12%程度だと思います。
スートルの商品説明では多く添加しても燃焼温度が下がるわけではない、と記述されているように濃すぎてもいいというわけでもない。むしろ濃すぎたら悪影響があるのか?今回はタンク内のスートル濃度が高まった状態を一度リセット。DPF再生頻度にどのような影響が出るか検証していきます。
まず、ほぼ完全にスートル未添加状態まで持っていくため2回の給油を実施。これで限りなくスートルの成分を無くすことができると思います。
さて、リセット前のDPF再生間隔は77~103km。
そしてスートルの使用をやめて1回目の給油33.46L。
再生間隔は71~80km、再生にかかった距離は7~11km、1桁台での再生が多い印象でした。
2回目の給油は37.94L。再生間隔は62~80km、再生にかかった距離は7~12km。
スートルの添加をやめてからは80kmで天井となり60km台での再生も目立ちました。では、タンク内のスートル濃度をリセットした後に再度スートルを添加したら、再生に好影響があるのかというと…
59~74kmでの再生となりました。
これに関してはスートルが効いていない、というよりも私が乗っているCX-3の場合は、気温が高いと再生頻度が速くなる傾向にあるため、スートルの効き目を気温が打ち消したものだと思われます。
一応、スートルを添加した状態で迎えた初めての冬では390kmで再生が始まったこともあり、次の冬も200km半ば、ピークは321kmで再生が始まったりもしたので、スートルの効果は効いていることが考えられます。