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煤検証

マツダの燃料添加剤を使ってみた。

マツダが販売するディーゼルデポジットクリーナーを使ってみました。この燃料添加剤はインジェクターに蓄積したデポジットの除去、アクセルレスポンスの回復、DPF再生頻度の改善といった効果が期待できる商品です。

まずアクセルレスポンスについては、ディーゼルウェポンと比べてマイルドな加速感。この感覚は新車のときのアクセルを踏んだときに感じたものに近く、愛用しているオーナーさんがいることも納得しました。

そしてDPF再生頻度の改善については私の車では残念ながら改善しませんでした。ここ半年は60~100kmでの再生が多く、デポジットクリーナーを添加したら100前後まで回復して欲しいなと期待していましたが66~88kmでの再生となりました。

燃費は16.56km/Lと直近の燃費と変わらず。燃費改善効果はないようです。(DPF再生間隔が改善されれば必然的に燃費も改善が期待できます。)

また、2回目添加してからはデポジットクリーナーの特徴であるインジェクターの洗浄に注目。3000rpmでシフトチェンジ、2500rpmでクルージング。迷惑がかからない場所ではレッドゾーン近くまで回すなどしてインジェクター機能の回復を試みました。

回転数を上げると再生間隔が早くなるのは、前回の検証で分かってはいたことでしたが、今回も間隔早く満タン給油から500km程度走って再生回数は10回でした。

燃費は14.27km/Lと10回の再生があったにも関わらず意外とよかったです。

最後にディーゼルデポジットクリーナーの使用を終えてからの再生間隔や燃費について。

間隔は56~80kmと特別変化はありませんでした。

燃費については16.53km/Lと直近の燃費とほぼ同程度となりました。前回回転数を上げた直後は16.27km/Lが17.72km/Lになったので燃費改善も期待はしていましたが改善はされませんでした。前回の好結果は、タイヤバルブにアルミテープを巻いたからなのな、インジェクターにデポジットが相当溜まっていたのか。

インジェクターについては、ディーゼルウェポンを常時添加していたこともあって、マツダのディーゼルデポジットクリーナーを使わなくてもインジェクターは十分にきれいだったのかもしれません。

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DPF再生記録

2022年12月のDPF再生記録②

  • 44,854~44,920 66km 14km 2~9℃
  • 44,934~45,005 71km 11km 6~9℃
  • 45,016~45,091 75km 10km 6~10℃
  • 45,101~45,157 56km 10km 6~10℃
  • 45,167~45,225 58km 12km 7~9℃
  • 45,237~45,315 78km 10km 1~7℃
  • 45,325~45,405 80km 10km 1~4℃

左から順に

  • 再生が終わり次の再生が始まるまでの距離
  • 何km走って再生が始まったか
  • 再生にかかった距離
  • 走行時の気温

前回32~77kmに対して今回は56~80kmでの再生となりました。前回は回転数を上げてインジェクターの機能回復を試みたため、回転数上昇に伴い頻度も悪化しました。そして今回は通常回転での運転に戻し、気温も一桁台にまで下がってきたので頻度の改善に期待していましたがいつものような頻度となりました。

燃費は前回14.27km/Lに対して16.53km/L。

通常回転に戻したことにより燃費も改善。しかし珍しく渋滞に巻き込まれることがなかったにも関わらず直近の燃費とほぼ同じとなりました。

ディーゼルウェポンを常時添加していることもあってか、インジェクターのデポジット蓄積はあまりなく、燃費もほぼ横ばいとなったのだと思います。

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煤検証

ディーゼルウェポン・セタンブースターを入れすぎた結果

エンジン不具合覚悟で昨年冬から夏まで給油11回約400Lに対して、ディーゼルウェポンは330ml、セタンブースターは約2Lを添加しました。

エンジンなど加速性能については、確かに踏めばグワっと加速しますが、添加を続けていくとドッカンターボのようなフィーリングに到達し、加速性能については早い段階で頭打ちとなりました。

静粛性についてはアイドリング時、平均57dBと私以外にも検証をされている方々と結果はほぼ同じで、セタン価が上がる=エンジン音が小さくなるというわけではありません。

しかし添加を続けて、終盤になる頃には走行時のエンジン打音は小さく1500~2000rpm55~60km/hで滑らかな路面を走った時には、HEVやEVのモーターだけで走っているようなくらい静かです。アクセルを踏んだ感覚も、粘性の高いオイルにした時のような、にもかかわらず低粘度のオイルのようなフリクションが軽く、エンジンがとても軽快に動いているのが伝わってきます。

そして燃費については

(14.87km/Lは2500rpmでシフトチェンジ・クルージング検証の時のものです。)

DPF再生が350km台の時は17.7~17.8は出ていましたが、ここ最近のピークは17.5辺り。それ以外は16〜16.5を行き来しています。17.72はその前の給油後に2500rpm回したことによってインジェクター機能が回復、燃費改善につながりました。前年同期比平均は16.8、今年は16.5程度といったところです。今年の燃費低下は1回の給油で5~600km走ると昨年はDPF再生が3~5回に対して5~8回発生したことか、1年も経てば煤の蓄積量も増えますからエンジン性能の低下で燃費が悪くなった印象です。ディーゼルウェポンやセタンブースターを大量添加することによる燃費性については、今年はDPF再生頻度の悪化、またはエンジン性能の低下にによって前年とほぼ変わらないにしても、わずかに悪くなりました。昨年に大量添加していたとすれば+0.5km/L、18.2km/L前後にはなっていたと思います。

そして添加剤の使用をやめてタンク内に入っている添加剤をリセットしましたが頻度は変わらず、セタン価が上がって燃焼効率がよくなってもDPF再生頻度は改善されないようです。

リセット前のセタン価は60は超えていたと思います。内燃機関に詳しい方が仰る「セタン価を上げても加速性や燃費は頭打ちになる」は的を得ていると思います。燃焼性の向上、爆発の力が増してエンジンにかかる負担も大きくなるでしょうから、私は2,3号軽油でセタン価が落ち込んだ時にセタンブースターを使ったり、1号軽油に切り替わる時期には添加剤の使用を休止し、タンク内の添加剤を2回の給油で限りなく薄くしてからディーゼルウェポン・スートルの使用を再開するようにします。

まとめになりますが、ディーゼルウェポン・セタンブースターを継続して大量添加しましたが、エンジンが壊れることなく、また不具合はありませんでした。ただ、添加の際には「半年に1度、2,3回連続で添加」「年中常時添加でも年2〜4回程度添加をやめてタンク内の添加剤濃度をリセット」するなどマイルールを定めた方がいいかもしれません。

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自動車関連

リアバンパー・ルーフスポイラーにアルミテープ

個人的にフロント部分は空気がまずぶつかる場所、そして車体上下左右へ逃げていき最終的に後ろで合流する。その後方での整流に重きを置こうとリアバンパー・スポイラーにアルミテープを貼ることにしました。

バンパー下部は貼れそうな所に貼り尽くしました。

ルーフスポイラーもパッと見てわかりづらい場所に貼り付けました。

そのほか一応ルーフのブレーキランプ下?のリアガラスにも貼り付けました。こちらは空力というよりも防汚性能に期待しています。が、大雨の時はバンパー・リアガラス共に汚れは大したことないのですが、水しぶきを巻き上げるような場面ではやはり汚れてしまいます。

走ってみての感想ですが、17km/h2速へシフトアップし31km/hで3速、そして47km/h4速へ向かう時の抵抗が少ないように感じます。50~60km/hへの到達も早い、というよりもいつもの感じでアクセルを踏むと、気付けば制限速度をかなりオーバーしそうなところまで加速していくので、チューニング直後は慌てて惰性走行で減速する場面がよくありました。

燃費について

瞬間燃費計では4速55km/hと5速65km/hでは今まで29.4km/Lが最高でしたが29.9km/Lと僅かに微増、また瞬間的ではありますが5速65km/hで48.5km/Lの表示が出るように。タイヤバルブにアルミテープを巻いたときは瞬間的に45.5km/Lだったので今回のリアチューニングでリア側の負圧を小さくできた証拠なのかなと思います。

実燃費については16.57km/L、渋滞に3回、計1時間30分ハマってしまい燃費も伸びませんでした。渋滞の時にアイドリングで1.5L、低速発進の繰り返しで0.5L消費したと仮定すると17.56km/L。

エアバルブキャップにアルミテープを貼った時の燃費が17.72km/Lだったので-0.16km/L。もはや誤差ですかね。それに加えて、今回は新しい燃料添加剤を試すために、タンク内の添加剤をリセットしている最中だったことで燃費が悪くなったり、エアバルブにアルミテープチューンをする前には2500rpmで巡航・シフトチェンジをしていたので、インジェクターのコンディションがよかったことも関係してくるのかなと。

渋滞にハマらず、ディーゼルウェポンなど添加剤を用いたり、インジェクターのコンディションがよかったら18km/L台に到達したのではないかと思うと、条件を揃えてまた検証したいですね。

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DPF再生記録

2022年12月のDPF再生記録

  • 44,273~44,350 77km 10km 11~20℃
  • 44,360~44,417 57km 8km 14~20℃
  • 44,425~44,483 58km 12km 13~16℃
  • ~ここまで通常回転~
  • 44,495~44,550 55km 7km 12~13℃
  • 44,557~44,596 39km 7km 15℃
  • 44,603~44,645 42km 10km 14℃
  • 44,655~44,695 40km 13km 11~17℃
  • 44,708~44,740 32km 7km 13~16℃
  • 44,747~44,784 37km 7km 9~17℃
  • 44,791~44,841 50km 13km 4~10℃

左から順に

  • 再生が終わり次の再生が始まるまでの距離
  • 何km走って再生が始まったか
  • 再生にかかった距離
  • 走行時の気温

前回66~88kmに対して今回は32~77kmでの再生となりました。今回はマツダディーゼルデポジットクリーナーを添加したため、インジェクターの機能回復を狙って2500rpmでのシフトチェンジ・クルージングを実施しました。春にも中回転で走った際にはDPF再生間隔が早まったので、今回のこの間隔も予測の範囲内でした。しかしやはり気温が低下すると間隔は回復傾向にあるのか中回転で走っても、気温1桁台の走行時には50kmまで持ち堪えました。(中回転でのボトムは32km)

燃費は前回16.56km/Lに対して14.27km/L。回転数を上げるとだいたい15%程度燃費が悪くなりますね。しかしここ最近のDPF再生回数は平均6回に対して今回は10回と4回多く発生したので、個人的には14km/Lを下回るのではないかと思いましたが予想は外れました。確かに中回転でクルージングしていても瞬間燃費は12~16km/L、再生中も8~11km/Lと表示されていたので、回転数を上げる=極端に燃費が悪くなるわけではないようです。次回はインジェクターがクリーンになる→燃費が良くなることに期待しています。

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DPF再生記録

2022年11月のDPF再生記録

  • 43,725~43,811 86km 11km 14~19℃
  • 43,822~43,904 82km 10km 9~14℃
  • 43,914~44,002 88km 12km 10~22℃
  • 44,014~44,098 84km 10km 13~21℃
  • 44,108~44,186 78km 9km 9~17℃
  • 44,195~44,261 66km 12km 11~15℃

左から順に

  • 再生が終わり次の再生が始まるまでの距離
  • 何km走って再生が始まったか
  • 再生にかかった距離
  • 走行時の気温

前回77~100kmに対して今回は66~88kmでの再生となりました。基本的には80km台で安定していますが、再生が多く燃費も落ち込み、オイル希釈によって加速度的にエンジンオイルの性能が低下していくのではないかと不安になってきました。

燃費は前回16.57km/Lに対して16.56km/L。ここ数ヶ月は16.5~16.8km/Lで推移。エアコンを使わない季節になったにもかかわらず、夏場より燃費が悪いのが気になります。

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DPF再生記録

2022年10月のDPF再生記録②

  • 43,133~43,224 91km 12km 19~24℃
  • 43,236~43,318 82km 12km 19~24℃
  • 43,330~43,407 77km 10km 13~17℃
  • 43,417~43,517 100km 11km 14~19℃
  • 43,528~43,614 86km 15km 16~24℃
  • 43,629~43,716 87km 9km 14~17℃

左から順に

  • 再生が終わり次の再生が始まるまでの距離
  • 何km走って再生が始まったか
  • 再生にかかった距離
  • 走行時の気温

前回74~103kmに対して今回は77~100kmでの再生となりました。気温も10℃台が多くなってきて、再生頻度も80km台で安定。気温10~15℃、一桁台では再生頻度がどの程度回復するか気になるところです。

燃費は前回16.63km/Lに対して16.57km/L。エアコンを使うことは無くなりましたが、深夜早朝の冷え込む時間帯に走ると暖気のため3km程度回転数が上昇すること、再生も前回と同じ6回発生したので前回の燃費とほぼ同じ結果になりました。

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DPF再生記録

2022年10月のDPF再生記録①

  • 42,466~42,547 81km 8km 26~28℃
  • 42,555~42,629 74km 7km 25~29℃
  • 42,636~42,739 103km 14km 26~28℃
  • 42,753~42,843 90km 7km 20~28℃
  • 42,850~42,929 79km 11km 21~26℃
  • 42,940~43,124 184km 9km 21~31℃(※強制煤焼き)

左から順に

  • 再生が終わり次の再生が始まるまでの距離
  • 何km走って再生が始まったか
  • 再生にかかった距離
  • 走行時の気温

前回60~92kmに対して今回は74~103kmでの再生となりました。(強制煤焼きによる184kmは除外)気温も20℃台となってきました。再生頻度も下限が74kmと徐々に回復してきました。また、強制煤焼きは6ヶ月点検でディーラーへ行った時にしていただきました。エンジニアの方から今回は短時間の煤焼きで、本格的な煤焼きをするためには再度入庫が必要という旨伝えられました。本格的な煤焼きはかなり時間がかかるのかもしれません。短時間の煤焼き整備では、レッドゾーン近く、高回転でぶん回していました。DPF再生頻度や燃費・走行性能がどう変わるか、気になるところです。

燃費は前回16.89km/Lに対して16.63km/Lと少し悪化しました。エアコンの使用頻度も50%未満となり、燃費も17km台は期待できそうでしたが、点検で強制煤焼き実施。高回転を長時間キープする整備でしたので、16.25kmあたりまで落ち込むかなと思いましたが意外と良い結果に。

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煤検証

スートルをたくさん入れるとDPF再生頻度は変わるのか

言わずと知れたスートル、低温でもススの燃焼を促すほか、DPF再生に時間が長くなったり間隔が短くなった時に使う製品になります。給油量に対して0.1%、タンク容量が50Lであれば50ml添加でクリーンアップ、常時添加の場合は0.05%(25ml)使うことによりキープクリーン。

私は2年ほどスートルを愛用しています。CX-3のタンク容量は44Lですが、1ml単位での計量を面倒に思った私は給油毎に50ml添加していました。昨年AZ添加のためスートルの使用は休止しましたが、AZを使い切り再度スートルを使い始めたのですが、私の思い込みだったのか「スートルは給油毎に0.1%添加するもの」と、給油毎に50ml添加していましたがつい最近、常時添加の場合は半分の25ml(0.05%)でいいことを知りました。

スートルの使用を再開して合計9回給油、318.47Lの給油量に対してスートルを450ml添加。タンク内の軽油に含まれるスートルの濃度は約0.14%。しかし「あと6Lでガス欠」とギリギリまで燃料を消費して給油+スートル添加する事も何回かあったため濃度は0.12%程度だと思います。

スートルの商品説明では多く添加しても燃焼温度が下がるわけではない、と記述されているように濃すぎてもいいというわけでもない。むしろ濃すぎたら悪影響があるのか?今回はタンク内のスートル濃度が高まった状態を一度リセット。DPF再生頻度にどのような影響が出るか検証していきます。

まず、ほぼ完全にスートル未添加状態まで持っていくため2回の給油を実施。これで限りなくスートルの成分を無くすことができると思います。

さて、リセット前のDPF再生間隔は77~103km。

そしてスートルの使用をやめて1回目の給油33.46L。

再生間隔は71~80km、再生にかかった距離は7~11km、1桁台での再生が多い印象でした。

2回目の給油は37.94L。再生間隔は62~80km、再生にかかった距離は7~12km。

スートルの添加をやめてからは80kmで天井となり60km台での再生も目立ちました。では、タンク内のスートル濃度をリセットした後に再度スートルを添加したら、再生に好影響があるのかというと…

59~74kmでの再生となりました。

これに関してはスートルが効いていない、というよりも私が乗っているCX-3の場合は、気温が高いと再生頻度が速くなる傾向にあるため、スートルの効き目を気温が打ち消したものだと思われます。

一応、スートルを添加した状態で迎えた初めての冬では390kmで再生が始まったこともあり、次の冬も200km半ば、ピークは321kmで再生が始まったりもしたので、スートルの効果は効いていることが考えられます。

スートル添加後1回目の冬、300km台での再生が多く燃費もよかったです。
2回目の冬は321kmがピークでした。1回目と違い頻度にばらつきが。
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DPF再生記録

2022年9月のDPF再生記録

  • 41,860~41,942 82km 7km 24~28℃
  • 41,949~42,027 78km 10km 25~31℃
  • 42,037~42,119 82km 8km 24~30℃
  • 42,127~42,219 92km 8km 23~30℃
  • 42,227~42,287 60km 7km 23~29℃
  • 42,294~42,371 77km 12km 22~30℃
  • 42,383~42,458 75km 8km 23~29℃

左から順に

  • 再生が終わり次の再生が始まるまでの距離
  • 何km走って再生が始まったか
  • 再生にかかった距離
  • 走行時の気温

前回63~91kmに対して今回は60~92kmでの再生となりました。暑さもピークアウトし、前回25℃~33℃前後の中を走ることが多かったですが、23℃で走れる日も多くなり、走行時の最高気温も30℃程度まで落ち着いてきました。エアコンをつけずに走れる機会も多くなり、エアコンオフ=再生頻度がよくなるのでは、と思いましたがどうやら関係ないようで、やはり冬場間隔が伸び、夏に間隔が短くなるという私の数年の分析から、吸気温度が再生に影響を及ぼしている可能性がありそうです。

燃費は前回16.74km/Lに対して16.89km/Lとわずかに回復。エアコンを使わない日もありましたが、渋滞に巻き込まれた時間も長く、渋滞がエアコンオフによる好燃費を帳消しにしたのかもしれません。