タフ・見守るクルマの保険プラスSはあいおいニッセイ同和損保の提供するサービスです。
大きな衝撃を感知するとコールセンターへ通報が行き、オペレーターから安否確認の電話が入ります。また、見守りサービスに登録した連絡先にも事故報告が通知されるようです。そのほかにも安全運転をすることで保険料割引などが受けられます。
車載器の取り付けはダッシュボードの真ん中、設置したユーザーからは「ダッシュボードがダサくなる」と酷評ですが私はマツコネの裏側、と目に見えないところに設置したので大丈夫でしたが、やはり時たまにフロントガラスへの反射が気になりますね。実際「黒にしてほしかった」という声もありますが、夏場の高温対策として白色になったのかもしれません。
運転診断レポート
スコア60~79点で4%、80点以上で8%割引となります。スピード・アクセル・ブレーキの3つが診断基準となり、スピードは一般道を80km/h以上で走った場合「速度超過」で減点。アクセル・ブレーキは急加速・急ブレーキで減点のようです。
・スピード
上記のように一般道では80km/h以上で減点と、あるユーザーの方から報告があります。高速道路は何kmから減点かはまだ情報がありません。私も車載器取付からまだ1度も高速道路を走ったことはありませんが、一般道と高速道路の切り替えがされるのかが気になるところです。(新しくできた高速道路だと尚更)
・アクセル
アクセルに関しては3ヶ月程度使用して、1度も減点を受けたことはありません。何度か狭い道から大きな道への合流で加速をした時「やっべ、今のは減点対象だ」と思うことはありましたが、減点はされませんでした。急加速の許容値は結構広そうです。
・ブレーキ
私の主な減点はブレーキです。安全運転は心がけていますが、交差点近くで歩行者信号が青点滅から赤に切り替わったのを認識→急ブレーキを踏む場面で何回も減点を受けました。結構ブレーキ判定はシビアな印象です。
車載器に旋回Gを分析できる機能が備わっていれば、いずれはハンドル(旋回)に関する診断項目が増えそうですね。
i-DM搭載型のマツダ車に乗られている方はホワイトランプが点灯しない走りを心がけるだけで満点は取れます。(ブルーランプでは減点されませんが、限りなくホワイトに近いブルーランプは減点されます。)
また診断レポートがよくできていてその月の21日~翌月20日の走行記録をマンスリーレポートにまとめてくれるのですが、時間帯・曜日での走行実績や減点となった回数の累計と推移を知らせてくれます。
そのほかにもADテレマイレージでは、アプリ・サイトへのログイン、マンスリーレポートの閲覧でわずかですがポイントが貯まり、95点以上の運転で200ポイント貯まるようです。運転スコアをマメに確認して95点以上の運転を続けることで1年で3000ポイントくらいは貯まりそうです。
ポイントがある程度貯まるとプレゼントがもらえるそうで、内容としてはコンビニ商品との引換券が配布されるようです。
ここまで主なアプリを使用しての感想ですが、注意点もあります。
タフ・見守るクルマの保険プラスS「接続用」アプリを消さないこと。
セットアップ用アプリかと思ったらこのアプリと車載器が接続され運転記録を取っているようです。また、接続用アプリはGPSを常に使用で設定することを勧めます。
GPSを常に使用してどれだけバッテリーに影響するか。
最初の頃はバッテリーの減りが早いと感じました。80%に劣化したiPhoneXSから100%のiPhone13に変えて間もないのにiPhoneXSと同じくらいに減りましたがPokémon GOのGPS設定をアプリ使用時のみに変更したらバッテリーの減りは良くなりました。(同時期にタフのアプリアップデートもしたので、もしかしたらアップデートによってバッテリー問題が良くなった可能性も。)
朝の通勤で職場についてもスマホも100%のままです。しかし退勤して家に着いたら2%消費、ただこれは23℃の室内から氷点下の外へ出たり車内温度も20℃下回っていたので低温による影響かもしれません。iPhoneの各アプリのバッテリー消費一覧もタフ(接続用)は1%だけ使った表示がされています。
保険料割引について
説明書には「運転特性計測期間中に通信車載器で計測した有効走行距離が500kmに満たない場合は、運転特性割引の対象外となります。」
ホームページでは「運転特性計測期間中に当社指定のテレマティクス端末で計測された有効走行距離が500km未満の場合、運転特性割引を適用せず、初年度契約と同等の保険料水準を適用します。」
1ヶ月で500km未満なのか1年間で500km未満なのか、次年度からの割引なのか…割引には色々と条件があるそうです。私は今のところ3ヶ月計測、100点判定で毎月500km以上走っていますが割引の適用はないです。
割引に関してはよく分かりませんが、こういったサービスで安全運転に磨きをかけたり、自分の運転を見直すきっかけになり、事故率が低くなるといいですね。事故が少なくなれば安全運転による割引以外に、保険料そのものが安くなります。私も前年はCX-3に乗られている方の事故率が少なく、今年からは90円ですが安くなりました。
各社も同じようなサービスを手がけています。ソニー損保もYahoo!カーナビと連動して運転によっては割引。損保ジャパンも提供しています。ハンドルを持つと人が変わる、景気が悪いと運転も荒くなるとはいいますが、せめて運転している時だけでも自分に余裕を持って多くの方がよりよいカーライフを過ごされることを願っています。